暦では清明になると雪が降らなうなって、穀雨になると霜が降らなくなると言われています。この頃は穀物に実りをもたらす雨がしっとりと降り注ぐ頃です。この頃は農業を営む人々にとっては苗代を仕込んだり茶摘みをしたりと大事な時期になるのです。
初候 葭始生(あし はじめて しょうず)、二十四節気の「穀雨」の初候であり、七十二候の第十六候。
水辺に生えている葭が芽を出し始めるという意味。葭始生には日本神話の中での伝説があります。足場の不安定な土地から緑が芽生えるように 神さまが生まれたというお話です。古来から土にはそれくらいの春のエネルギーが込められていると思われてきたのかもしれません。芽吹きこれからさらに育っていく生き物達の生命力を間近で感じられる季節でもあります。
葭始生(あしはじめてしょうず)の旬の野菜は「新ごぼう」です。新ごぼうには水溶性の食物繊維が豊富で、低カロリー。 生活習慣病対策にもおすすめの食材です。腸の動きを整える作用もあるので腸活などにもぴったりです♪ おすすめの調理法は、きんぴらごぼう。春の土の香りを楽しむならば、炊き込みご飯もおすすめです。
旬の草花は「チューリップ」 チューリップといえば春の代名詞のような花。花言葉は、「永遠の愛」ですが、黄色いチューリップは「望みのない恋」なのだそう。おなじ花でも正反対の意味をもっているのですね。
運気アクションは「いつも通りを心がける」です。春を感じ始める時期は、気分も華やぎどこかワクワクしてきます。何かを新しく始めたい!いつもと違う自分を感じたいと思いがちですが、 そこはグッとこらえるのがおすすめ。急に動き出せば、おもわぬトラブルになってしまうこともあるんです。 こんな時こそ普段のルーティンで過ごすことが大事です。
霜止出苗(しも やんで なえ いずづる)は、二十四節気の「穀雨」の次候であり、七十二候の第十七候。
霜が取れてお米の苗が順調に育ち始めるという意味。今は4月の終わりのこの時期で霜が降りることはほぼないと思いますが、昔は霜を忘れるようなだんだんと 暖かくなってくるこの時期に最後に霜が降りることがあったりして、気を付ける必要があったのだそう。この時期に降る霜を「忘れ霜」と呼ぶそうです。せっかく作物が育つ時期にはいったのに、この忘れ霜のおかげで農作物が一掃されてしまうこともあるので注意が必要 だったのです。
霜止出苗(しも やんで なえ いづる)の旬の野菜は「よもぎ」です。よもぎには、カリウム、養蚕、カルシウム、食物繊維、ベーターカロチンなどが含まれています。よもぎと言えば、草餅を思い出しますが、実は料理として味わうこともできる植物なのです。おすすめの食べ方はやはりヨモギをペースト状にしてお持ちにまぜる草餅。独特のすがすがしい香りが春を感じさせてくれます。
旬の草花は「ドウダンツツジ」ドウダンツツジを感じでかくと『満天星躑躅』。満天星だなんてロ何チックな字面ですよね。可愛らしく上品な花をつけますが花言葉ものそのままに『あなたのすべてが上品』。
運気アクションは「油断しない」ことです。この時期は徐々に春に向かう季節。 気候もあたたかく春になったと油断をしてしまうタイミングでもあります。でもこの時期は急に寒が戻る時期でもあるので注意が必要。 同時に身体も緩みがちで急な寒さに体調をを壊してしまうときもあるのです。
牡丹華(ぼたん はな さく)は、二十四節気の「穀雨」の末候であり、七十二候の第十八候。
牡丹の花が咲く時期という意味。中国では古来より、牡丹の花は王の花といわれている特別な花の一つです。日本でも大振りで幾重にも絹のような花弁が重なる牡丹の花は催事記では夏の季語ともされています。優雅で華やかな雰囲気はたくさんの花々の中でも特別に際立つ美しさがあります。
牡丹華(ぼたん はな さく)の旬の野菜は「こごみ」です。こごみは、ベーターカロチンやビタミンC、食物繊維などが豊富です。老化防止に良いとされている栄養素が多く含まれています。女性にとっては味方のような山菜ですね。こごみは、あくを抜く必要がないので手軽に調理ができるのが魅力。サッとゆでて和え物にするのがおすすめです♪
旬の草花はもちろん「牡丹」中国原産の花ですが、日本には空海が中国から持ち込み薬用として寺院に植えたのが始まりなのだそう。牡丹の花言葉は、「富貴」一見難しい言葉の様ですが、文字の通り『富』を象徴しています。華やかで優雅な花姿そのものですね。
運気アクションは「わくわくする」こと♬暖かくなってくるこの時期外に出て何かやりたい!って気持ちが強くなってきますよね。自分が何にワクワクするのかをしっかりと認識してその気持ちや向上心を大切にすることが運気アップにつながります。何かを掴む時期まではもうすぐそこなのです♪