雨水(うすい)は季節の指標である「二十四節気」の2番目の節気です。降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃のことで、山に積もった雪もゆっくりと解け出し、田畑を潤していきます。昔の人はこの雪溶けの頃を農耕を始める時期の目安としてきたのです。
土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)は二十四節気の「雨水」の初候で、七十二候の第四候。「春になり雪は終わり、あたたかな雨が降り注ぐことで、大地が潤い始めて目覚める頃」という意味。
「三寒四温」という言葉どおり雨が降るごとに暖かくなってくる時期です。 この時期に多い雨には「降り始めた雨が花や木に養分を与える」とうことから、 「養花雨(ようかう)」「甘雨(かんう)」「慈雨(じう)」「催花雨(さいかう)」 という風に実はいろんな呼び名があったりします。
旬の食材は「春キャベツ」 冬キャベツは重みがある方がよいものと言われてますが、春キャベツはその逆で軽さが決めて。この時期の春キャベツは豊富なビタミンを含んでおり、風邪の予防・疲労回復や、美容・肌荒れに効果を発揮 してくれます♬お勧めの食べ方はぜひ「生」で♡ 葉が柔らかくて甘味があるので、ちぎってサラダなどがお勧めです♪
開運アクションは「軽い運動をはじめて見る」 冬の間に固まってしまった筋肉をゆっくりほぐしていくことから始めてみてください。
黄鶯睍睆(うぐいすなく)二十四節気の「立春」の次候で、七十二候の第二候。「春を告げる鳥であるウグイスが、鳴き始める頃」という意味。
ウグイスが鳴きはじめると春を感じますね。 この頃のウグイスは実はまだ鳴き方の練習をはじめたばかり 「ホーホケキョ」と上手く鳴けず、 「ホーホケッ…」や「ホーッケ…」という感じで上手に鳴けないのです。 この鳴き方を「ぐぜり鳴き」というそうです。 ウグイスをみつけたら、鳴き方に注意してよく聴いてみてくださいね。
そして旬の食材は「さやえんどう」 旬の時期のさやえんどうは、ほかの時期に比べて栄養価も高く、甘みも強いのです。おすすめの食べ方は色々ありますが、おしゃれにペペロンチーノはいかがでしょうか? パスタの色に綺麗な緑が映えて、ピリッとした辛さと甘味をましたさやえんどうのコントラストが 楽しめますよ♪
開運アクションは「ウグイスをみつける」 お出かけ先で鳴く練習を始めたばかりのウグイスをみつけてみてください♬
草木萌動(そうもくめばえいずる)は、二十四節気の「雨水」の末候であり、七十二候の第六候。 「だんだんと暖かい陽の光が差し始め、草木が芽吹き始める頃」という意味。 寒い冬の間、土の中に隠れていた草木が、地表から顔を出し、春の訪れの暖かさと共に 少しずつ緑に色づき始める季節。
自然の生命力を感じることが出来る、この時期は草木だけなく、人もまた春の到来と共に 活発に動き始めます。
この時期の旬の食材は「ナバナ」 ナバナというと聞きなれませんが菜の花のことです。 食用の菜の花は1種類ではなく、実は種類がいくつかあります。 春を運んでくる野菜として、食卓に登場させてみてはいかがでしょうか? 少し苦みを感じる菜の花ですが、炒め物やソテーにして食べるのがお勧めです♪
そして草木萌動(そうもくめばえいずる)の旬の行事は「桃の節句」です。 女の子が健やかに成長すること、健康であることを願う3月3日、「ひな祭り」とも呼ばれているこの 「桃の節句」は平安時代までさかのぼります。 その所以は、この時期に桃が咲くこと、桃が昔から魔除けの効果を持つとされていたことからきているのだそう。 この時期の運気アップにはに桃(果実・花びらを含む)や菱餅を食べることです♪