秋が深まり、朝霜が降りる頃という意味。
気温が下がり氷点下になると、空気中の水蒸気が地表に凝結して霜になります。この頃になると人も動植物も冬支度が始まるのです。
霜始降(しも はじめて ふる)は、二十四節気の「霜降」の初候であり、七十二候の第五十二候。
秋も深まり、冬が近づいてくる頃という意味。
季節の移り変わりがはっきりしている日本ではその時々の季節を感じる事象がたくさんあります。
霜もそのうちの一つ。
朝方足元に広がる霜は朝日に照らされると美しく幻想的にも感じますが、 昔の日本人にとっては農作物に被害を与えることもあり決して嬉しいものではなかったようです。
だからこそ、生活に何らかの影響を与える霜に着目していたのかもしれません。
霜始降(しもはじめてふる)の旬の果物は「梨」
梨は中国が原産で、日本に入ってきたのは弥生時代なのだそうです。
日本梨は赤梨と青梨の2つに分けられることを知っていましたか?
皮の色が黄褐色の幸水などが赤梨で、淡黄緑色の二十世紀などが青梨に分類されます。
どちらもみずみずしい果実であることには変わりなく、お勧めの食べ方は皮をむいてそのまま頂くのが一番です!
旬の草花は「オナモミ」
オナモミは北海道から沖縄まで、日本全国の道端や河川敷に自生しています。
オナモミというと聞きなれないかもですが「ひっつき虫」といえば聞いたことあるかもしれません。
トゲの付いた実が特徴的で、トゲを使って動物や人間の服にひっついて運ばれるのでそう呼ばれたようです。
オナモミの花言葉は「怠惰」「八方美人」「頑固」 開運アクションは「寒さに備える」です。
開運アクションは、霜始降(しもはじめてふる)の頃は、秋も深まりだんだんと寒さが本格的になってくる頃です。
これから訪れる冬に向けて、寒さに備える時期ということでもあります。
言い換えれば、これまでの自分を見返って、見直し、新しい年に向かって新しい自分に備えるという意味でもあります。
ぜひ、この時期にしっかりと自分自身を備えて、運気上昇へと繋げてほしいなと思います。
霎時施(こさめ ときどき ふる)は、二十四節気の「霜降」の次候であり、七十二候の第五十三候。
小雨が時々降るようになる頃という意味。
霎はこさめと呼びますが、しぐれとも呼びます。 時雨はこの霎時施の時期特有の雨のことで、それまで何ともなったのにふいに雨が降ったかと思えば、 直後、すぐに止み青空が広がる様子のことをいいます。
その年の秋に初めて降る初時雨は、人々や生き物がそろそろ冬支度を始める合図と言われています。
霎時施(こさめときどきふる)の旬の野菜は「山芋」
ぬめりが特徴的な山芋は、ビタミンB群、ビタミンC、カリウムなどのミネラルや食物繊維をバランスよく含んだ野菜。
山芋にはたくさんの品種がありますが、一般的に山芋として知られているのは長いもです。 葉の付け根にできる小豆台の小さないもをむかごといって、こちらも食することができます。
おすすめの食べ方はとろろ汁。
山芋をすりおろして、出汁などで割って麦ごはんにかけて食べるのが絶品です♬ 旬の草花は「紫式部」 紫式部は高さ3メートルほどまでに成長し、とてもきれいな紫色の実をつけます。
この紫色の実がその名前の由来なのだそうですが、「紫式部」と聞くと源氏物語の作者を思い出す方も いるかもしれませんね。
花言葉は「上品」「知性」 まさに由来は源氏物語を書いた、紫式部のイメージからなのだそうです。
開運アクションは「洗濯をする」です。
雨が降ったり止んだりするこの時期の運気アップには洗濯がおすすめ。
晴れ間がを見つけて、ぜひ洗濯をして日光を洗濯物にも自分自身にも当ててあげてください。 降る雨で気分が沈みがちな時に、雨の晴れ間をパワーに変えていくためは洗濯が効果的なのです♬
楓蔦黄(もみじつたきばむ)は、二十四節気の「霜降」の末候であり、七十二候の第五十四候。
紅葉や蔦が色づく頃という意味。
もみじつたきばむは木々が紅葉していくことを、「もみつ」と呼んだのが語源なのだそう。
この紅葉の時期をすぎると山の木々の葉は落葉してしまいさみしい風情となってしまいます。
そう思うと紅葉で彩られる山々は厳しい季節の前の宴のようですね。
四季の表情がはっきりしている日本では山の表情は四季を感じるのに欠かせないもの。
時間に追われて忙しい毎日ではありますがたまにはゆっくりと山を眺めて紅葉や蔦が色づくさまを楽しんで ほしいなと思います。
楓蔦黄(もみじつたきばむ)の旬の果物は「りんご」
「1日1個のりんごは医者を遠ざける」ということわざがあるほど、りんごは栄養豊富な果物。
今では私たちにとって身近な果物ですが、実はりんごは人類が食した最古の果物なのだそうです。
その期限はおよそ4000年前。 そんな昔から人類にとっては健康の源だったのですね。 おすすめの食べ方はぜひ皮ごとまるかじりがおすすめ♪
旬の草花は「イチョウ」
日本では街路樹でおなじみのイチョウの木。
秋になると黄色に染まって街を彩ってくれています。
イチョウの花言葉は「荘厳」「長寿」「鎮魂」
開運アクションは「深呼吸をする」です。
この時期になると冬支度も始まり、なんとなく気ぜわしくなってきます。
そんな時には忙しさに流されず、まずは一度立ち止まって深呼吸してみてください。 深呼吸はリラックスをもたらしてくれます。
ぜひ、秋の空気を肺いっぱいに取り込んで、一緒に運気アップも取り込んでくださいね。
霜始降(しもはじめてふる)の頃は、秋も深まりだんだんと寒さが本格的になってくる頃です。 これから訪れる冬に向けて、寒さに備える時期ということでもあります。 言い換えれば、これまでの自分を見返って、見直し、新しい年に向かって新しい自分に備えるという意味でもあります。 ぜひ、この時期にしっかりと自分自身を備えて、運気上昇へと繋げてほしいなと思います。