白露は、露が降り、白く輝くように見える頃という意味です。夜の気温がぐっと下がって空気中の水蒸気が冷やされると、水滴になって葉や草花につくようになります。だんだんと暑さも治まり朝晩が冷えるようになり、朝露が降りる始める時期をあらわしています。
草露白(くさのつゆしろし)は、二十四節気の「白露」の初候であり、七十二候の第四十三候。
草に付いた梅雨が白く光って見えるという意味。この時期になると朝夕の温度差を感じるようになり、暑さを感じなくなる季節に移り変わってきます。忙しかったお米の収穫も終わり月を眺めて風情を楽しむ余裕がでてくる時期です。月がとても美しい時期なので、月を見て色んな事に想いを馳せるのも楽しみのひとつ。「草露」という植物を知ってますか? 実は別名を月草というのだそうです。でも本当は「月」から来たのではなく布を染める・色をつけることから「つき草」と呼ばれ、転じて月草、 そして夜にさく花ではないので、草花につく露のことを月の雫飛ぶことからやがて「露草」となったのだそうです。風流な言葉遊びのようですね。
草露白(くさのつゆしろし)の旬の野菜は「栗」栗は、炭水化物、マンガン、ナイアシン、ビタミンなどを含んでいる高カロリー食。栗はいろんな料理にアレンジできます。硬い殻をむくのが一苦労ですがそのまま湯がいて、ほくほくの栗の実をそのまま食べるのがやはり一番 おすすめです。
旬の草花は「露草」ツユクサは、太陽が出ている間だけ花が咲きます。ツユクサの花言葉は、「変わらぬ想い」夜に花を閉じてもまた朝がくれば変わらぬ姿で花開く、人の一途な想いのような花ですね。
開運アクションは「月を見上げてみる」です。この時期は、十五夜がやってきます。空が高くなり空気が澄んでくる時なので、お月様の光も普段以上に 美しく見えるのです。太陽のように常に自ら輝かない月は幾億年変わらぬ姿でそこにいます。無理して変わろうと躍起にならなくてもありのままの自分を受け入れてみることで「自分は大丈夫」 というメッセージを受け取ってみてください。
鶺鴒鳴(せきれい なく)は、二十四節気の「白露」の次候であり、七十二候の第四十四候。
鶺鴒(せきれい)が鳴き始めるという意味。この時期は、秋も深まってきた時期。 稲刈りも終わり、一息つくことができる頃でゆっくりと過ごすことも多くなります。鶺鴒といってもどんな鳥なのか思い浮かびにくいかもですが、この鳥は日本最古の日本書紀に登場するくらい 日本には古くからいる鳥で、 『古事記』ではイザナギ、イザナミに夫婦の交合を教えた「嫁ぎ教え鳥」として登場します。このことから縁結びにご利益がある鳥ととも言われています。
鶺鴒鳴(せきれいなく)の旬の果物は「梨」梨のシャリシャリした食感は、難消化性の食物繊維で、腸の動きを良くしてくれる効果があります。果糖やクエン酸なども含まれていて疲労回復の効果も見込める果実です。おすすめの食べ方は、剝いてそのまま食べるが1番おすすめ。 しゃりとした食感とたっぷりの果汁を楽しんでください。
旬の草花は「風船葛」白くて小さい花が咲いた後その名のとおり風船のような袋をぶら下げます。風船葛の花言葉は、「一緒に飛びたい」
開運アクションは「お休みする」です。夏も終わり秋が深まってくる時期。陽の気とともに行動的で開放的な夏から陰の気へと移り変わる頃でもあります。この時期はあえて、少し休息を意識してみてください。これから、寒く厳しい冬に入っていく前に、このゆっくりした季節の移り変わりの時を 自由に好きなことを楽しむ時間をとってみませんか?
玄鳥去(つばめ さる)は、二十四節気の「白露」の末候であり、七十二候の第四十五候。
文字通りツバメが去っていく時期という意味。ツバメは温かさを求めて移動していく鳥です。この秋が深まってくる時期に南へ向かうツバメのことを秋燕いいます。ツバメと聞くと成長が早いという感じがしませんか? 夏の間に巣立ってすぐにツバメは温かさを求めて長旅にでるのです。私たちの生活の近くに巣を作り、卵から孵り巣から飛び立ち、しばらくは巣へと戻ってきます。とても身近な鳥なので親近感もあり、この時期にツバメが去っていくとつい寂しく思う人も多いようです。
玄鳥去(つばめさる)の旬の果物は「ぶどう」ポリフェノール、カリウム、炭水化物、マグネシウムなどの栄養素があります。ぶどうを選ぶときには白い粉が均等についているものを選ぶのがおすすめ。この白い粉が実はぶどうを保護しているんです。お勧めの食べ方はもちろんそのまま果実を楽しんでください。
旬の草花は「けいとう」漢字では「鶏頭」と書きます。鶏の赤いとさかに似た花をさかせるのでその名がついたのだそうです。花言葉は、「色あせぬ恋」
開運アクションは「お彼岸」を過ごすです。この時期はお彼岸の時期。 お彼岸にはご先祖や自然に感謝をする行事。ご先祖様を思い出して感謝をする、お墓参りに行く、おはぎを食べるなど、 お彼岸という行事をしっかりと体験してみてください。