小暑|二十四節季七十二候

小暑 しょうしょ (7/7〜2頃)

 

小暑は「小さく暑い」と書きます。
文字通り本格的に暑くなる少し前のことを指します。
この時期になると梅雨が明けるのを感じることができるようになり、だんだんと蝉の鳴き声がが聞こえ始めてきます。
暑中見舞いを出すのもこの時期です。

小暑の七十二候

温風至 あつかぜいたる (7/7 〜 7/11)

温風至(あつかぜいたる)は、二十四節気の「小暑」の初候であり、七十二候の第三十一候。

梅雨が明けて本格的な夏に入っていくタイミングという意味。
ジメジメとした梅雨が終わって、熱気を孕んだ夏風を感じる季節となります。
温風至(あつかぜいたる)の温風は南風のことです。 南風は夏の季語。
一口に夏風とはいっても実はその時期で呼び名が変わってくるんです。
ちなみに梅雨の初めは「黒南風(くろはえ)」、中頃は、「荒南風(あらはえ)」そして「白南風(しろはえ)」と言います。
いよいよ本格的な夏に入ってきます。
温風至(あつかぜいたる)の時期は夏の陽ざしを感じながらワクワク、気分を 高めていきましょう!

温風至(あつかぜいたる)の旬の野菜は「ゴーヤ」
にがうりとも呼ばれています。 加熱しても壊れにくいビタミンCやカリウムがたくさん含まれていて、体力を消耗する夏場にぴったりな野菜です。

旬の草花は「朝顔」
花言葉は「愛情」「結束」
夏と言えばこの朝顔が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?
その名前の通り朝に朝に咲く花です。
ところで7月といえば七夕、この七夕の織姫のことを別名「朝顔姫」とも呼ぶそうですよ。
ロマンチックな呼び名ですね♪

開運アクションは「七夕を祝う」です。
七夕は織姫と彦星がこの時期だけ天を繋ぐ天の川を渡って年に一度だけの逢瀬を楽しむ時。
この時期は全国あちらこちらで七夕祭りが開催されます。
短冊に願い事を書いて七夕飾りを楽しむのが定番です。
織姫と彦星の幸せに思いを馳せて、あなたのホントの願い事を短冊に書き出してみてはどうでしょうか?

蓮始開 はすはじめてひらく(7/12 〜 7/16)

蓮始開(はすはじめてひらく)は、二十四節気の「小暑」の次候であり、七十二候の第三十二候。

蓮の花が徐々に咲き始める時期という意味。
この時期は、長い梅雨が開けて、太陽の日差しも徐々に増し夏に突入していく時期です。
蓮始開(はすはじめてひらく)の時期、蓮の花は花もレンコンである根っこも、茎も葉もほぼすべてが食・薬となるそうです。
蓮は泥の中で芽吹き、地上にでて泥の中にいたとは思えないほどの美しい花を咲かせます。
その美しさ、そして生き物が眠っている早朝に花を咲かせることから神秘的な印象も持ち合わせています。

蓮始開(はすはじめてひらく)の旬の野菜は「とうもろこし」
とうもろこしは、ビタミンE、カリウム、亜鉛、鉄などの玄米や胚芽米並み栄養素が含まれています。 主食のお米に負けないくらい栄養がたっぷりの夏野菜なのでぜひ、体力を消耗しがちな夏を乗り越えるために たくさん食べて欲しいなっておもいます。

旬の草花はもちろん「蓮の花」
ハスの花言葉は、「清らかな心」
濁った泥の中から発芽して透明感のある美しい花を咲かせる様はまさに清らかさの象徴であるようにも感じます。

開運アクションは「お盆にご先祖様を思い出す」です。
実はこの時期は、旧暦でいうお盆の時期。
お盆はご先祖様の霊が帰ってくる日です。
今の自分がここに存在しているのはご先祖様がいてくれたから。
普段はあまり気にすることのない自分の系譜を想い、年に1回だけでもご先祖様の存在を意識して、 ありがとうと感謝の言葉を伝えてみませんか?
その言葉はそのまま自分自身に還ってくるんです。

 

鷹乃学習 たかすなわちわざをなす(7/17 〜 7/22)

鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)は、二十四節気の「小暑」の末候であり、七十二候の第三十三候。

春に生まれた鷹が成長して飛び立っていく時期という意味。
だんだんと暑くなり、夏の陽ざしのように人も開放的になり鷹のように大空に飛び立ってみてはどうでしょうか?
鷹は空の王者ともいうべき存在。
その鷹は生まれてからいカ月程度で親と同じくらいの大きさになるそうです。
そんな王者的な存在の鷹も人の子と同じに最初は巣の中で羽を動かすことから始め、次に巣の中で飛び跳ねてみる、 その次に近くの枝に飛び移ってみるなどして段階を踏んで慎重に巣立ちの準備をしてやがて、大空へと 飛び立ち一人前となるのです。

鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)の旬の野菜は「きゅうり」
夏野菜の代表格である「きゅうり」はきゅうりは、カリウム、カルシム、マグネシウム、ビタミンなどが 含まれています。
利尿作用があることもあり腎臓の動きを助けてくれたり、血圧を正常に保つ効果にも期待できる優れもののお野菜です。
お勧めの食べ方はやはり新鮮なものをそのままかじる♬ ひんやりと冷やしてかじるきゅうりは夏の暑さ対策にも一役かってくれそうです。

旬の草花は「ヒオウギ」
根元から広がっている葉っぱの形が扇を開いたように見える草花で日本全国に自生している野山ではなじみの植物です。
ヒオウギの花言葉は、「誠意」。

開運アクションは「夏の土用を感じてみる」です。
この時期は、気候もそして人の気も乱れがちで体調不良に陥りやすい時期だったりします。 そのため夏バテんどおこしてしまいがち。
そのためうなぎなどのせいが付くものを食べたりするのがおすすめ。
ほかにも「う」がつくもの…例えば、土用しじみ、土用餅、土用卵などもおすすめです。